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事務所の近所で毎年この時期にライトアップされる「桃の木」。
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by ksarch
| 2023-03-13 22:38
| ETC
『岐阜市民会館』岐阜市中心部に位置する。こちらも前述の羽島市役所を設計した坂倉準三氏の設計による建築。竣工は1967年。メイン大通り角地に位置し、中央部にはタイル張り(色調・風合いの異なる大仏タイル)の円錐形の大ホール空間を抱き、それをまた包み込むスクエアの低層部の白い壁はプロポーションが美しく、とても印象的で端正な構成。その下はピロティで、街並みの雰囲気をそのまま建物に引き込むかのように内外の境界を曖昧にし、市民を自然に受け入れる意図を読み取れる。 この市民会館は保存が決まって、現在大ホール天井改修工事中で、来月4月から再スタートとのこと。耐震補強も済んでいるが、再度2032年にコンクリート劣化に対する強度を再確認する前提での運営が岐阜市で決定されるとのこと。 外回りの写真を収めた後、内部は見学できそうもないな?と思いつつ一応事務室に向かう。女性スタッフに尋ねると、「大ホールは改修中でお見せできませんが、エントランスや2階県民ギャラリーはご案内差し上げますよ!」と、、、スタッフのご案内で内部空間の使われ方等の説明を聴きながら、見学させていただく。照明を点けて頂いたり、円型階段の人気ぶりをお話して下さったり、この市民会館建築に愛着を抱いていらっしゃるのを肌で実感。最後1F事務所に戻る際、硝子戸のガラスで作られた赤いドアノブを指差して、「こちらも写真いかがですか?」と、、、勿論撮りました(笑)。すると女性スタッフは満面の笑みで、「私たちは毎日このドアノブに触れて仕事しているのですよ!」とちょっと自慢気(笑)、そして二人で笑う。この市民会館で働いていらっしゃる方々は、「岐阜市民会館」に誇りを抱いてお仕事されているのを肌で感じた瞬間、、、至福の見学!。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() #
by ksarch
| 2023-03-05 20:37
| 建築
岐阜市の『川原町の古い町並み』をカリフ君も一緒に散策。金華山・岐阜城の麓に江戸時代、長良川の港町と栄えた町で、その昔は織田信長や斎藤道三が注目した町でも有名であった。長良川と言えば鵜飼い、その鵜飼い船の集積場や旅館も長良川に沿って点在するのも趣き深い。
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by ksarch
| 2023-03-05 19:37
| 建築
岐阜県羽島市の『羽島市役所』。設計は羽島市出身の坂倉準三氏。竣工は1959年、奇しくも私の生まれた年。ル・コルビュジエに師事した坂倉氏の独特の造形を有する羽島市役所は、第12回日本建築学会賞(昭和35年)を受賞。コンクリート打放しは全体での力強さと、水平を強調するバルコニー手摺では繊細さを感じさせ、タイルによって表情全体が和らぐ雰囲気。屋上の曲面屋根、東に聳え立つ細い塔、隣接するインパクトあるスロープなどコンポジションが巧みで美しい。 耐震補強、有効活用などの検討・模索も空しく、残念ながら保存は叶わず、解体が決定している建築遺産(※)のひとつ。既にその機能は隣接する新庁舎に移行していた。建築の新陳代謝は必要と思うが、日本の建築文化を保存、熟成していく意識をもっと高めていかないと、日本の建築文化・遺産がどんどん消滅していく、、、何処かで歯止めしたいものだ、とつくづく感じた羽島市役所訪問であった。 #
by ksarch
| 2023-03-05 18:35
| 建築
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by ksarch
| 2023-03-03 18:37
| 建築
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